今週もNasdaq Compositeは力強いパフォーマンスを記録し、テクノロジー株と半導体株が再び市場上昇を主導した。S&P 500、Nasdaq Composite、Russell 2000など米主要指数は水曜日に過去最高値を更新。AIおよび半導体セクターの強い決算モメンタムが支援材料となった。
AMDの最新決算は半導体株全体をさらに押し上げ、半導体ETFは直近5営業日で+6.59%上昇。Intel、Micron Technology、Broadcom、AMDなどの個別銘柄は先週月曜日以降で15〜20%上昇している。
ソフトウェア株も同期間で+8.27%上昇。一方、航空株はSpirit Airlinesの破産懸念が続く中でも、原油価格下落を背景に恩恵を受けた。
執筆時点でNasdaqは週間ベースで約+3.08%上昇する見通しであり、6週連続上昇、3月安値からは+23.48%の上昇となっている。
ただし木曜日には初めて一服感が見られた。イランを巡る地政学リスクを背景に、金曜日の米雇用統計発表を前にエネルギー株と素材株が下落を主導。また、半導体株も数日間にわたる急騰後、一時的に上昇が止まった。

テクニカル分析
Nasdaqの上昇は3月31日の22,785付近から始まり、その後ほぼ一方向に近い強い上昇が続いた。
4月21日に過去最高値26,270を上抜けた後も上昇は継続しているが、モメンタムにはやや鈍化が見え始めている。その後、6本の陰線が出現しており、上昇勢いの減速を示唆している。
昨日は強い上昇トレンド終盤で「コマ(Spinning Top)」が形成された。ローソク足分析では、このパターンはモメンタム低下や保ち合い、場合によっては反転初期シグナルとして解釈される。

モメンタム指標は依然として強い過熱状態にあり、RSIは81超。ボリンジャーバンド上限も直近2セッションでテストされているが、これは即座の弱気というより、強い上昇トレンド継続を反映している。
また、2022年以来の強気サイクル高値を結ぶ長期上昇トレンドラインも重要であり、現在価格はこのライン付近、やや上方で推移している。
市場センチメントは依然として強気だが、現水準でNasdaqを追いかけるには慎重さが必要となりつつある。主要テック企業の好業績と強気見通しが支援材料である一方、モメンタムには初期的な疲労感が見え始めている。
したがって、短期的には保ち合い局面入りの可能性が高まっている。最初の重要サポートは28,200付近の急角度上昇トレンドライン。その下には27,400、26,950、26,425といった静的サポートが控えている。
現時点では急激なV字反転の可能性は低いと見られるが、市場は今後、調整を経たより魅力的な再エントリーポイントを提供する可能性がある。
Market Commentary 2026-05-18