Gold(XAU/USD)はアジア時間帯にかけて4,600ドル付近で横ばい推移しており、市場は本日予定されるFederal Open Market Committee(FOMC)の政策発表を前に様子見姿勢となっている。焦点はパウエル議長の発言であり、今後の金融政策スタンスおよび利下げ期待の方向性が短期的な値動きを左右する見通し。金は利息を生まない資産であるため、金利動向とUS Dollarの強弱に強く依存している。
地政学リスクも引き続き重石となっている。米国とイラン間の緊張が続き、外交的進展への期待が後退する中、安全資産としてのドル需要が下支えとなり、金の上値を抑制している。さらにホルムズ海峡周辺の輸送制限や軍事プレゼンスの拡大により、Crude Oil価格は高止まりし、インフレ懸念を再燃させている。この環境は中央銀行のタカ派姿勢を維持しやすく、金には逆風となる。
テクニカル面では、200時間EMAを維持できずに失速したことで短期的な弱気構造が強まっている。4,670〜4,665ドルのサポート割れが売り圧力を強めた流れ。
モメンタム指標
RSI:約40付近で推移し、買い圧力の弱さを示唆
MACD:わずかな反発の兆候はあるが限定的
主要レベル
上値抵抗:4,668ドル、4,703ドル(200時間EMA付近)
下値支持:4,555ドル
4,703ドルを明確に上抜けない限り反発は限定的で、4,555ドル割れの場合は下落加速リスクが高まる構造。全体としてFOMC待ちのレンジ相場が続く一方、短期バイアスは依然として戻り売り優勢。
Market Commentary 2026-05-19