ナスダックの上昇一服で米株先物は上昇

4月21日(火)早朝、米国株先物は小幅に上昇し、前日の取引でナスダック総合指数が13日連続の上昇を終えた後の慎重な反発を示しました。

S&P500先物は0.14%上昇し、ナスダック100先物は0.25%上昇しました。一方、ダウ工業株30種平均先物は69ポイント上昇し、こちらも0.14%の上昇となり、投資家の緩やかな楽観姿勢を反映しています。

月曜日の取引では、米国とイランの緊張激化を背景に主要3指数はいずれも下落しました。S&P500は0.24%安、ダウは0.01%安、ナスダック総合指数は0.26%安となり、1992年以来最長の上昇連続記録が途切れました。

この下落は、ドナルド・トランプ氏が、米軍がオマーン湾でイラン船籍の貨物船を拿捕したと発言したことを受けたものです。この動きは、イランがワシントンとの新たな交渉に応じないと表明した直後に起きており、一時的な停戦の期限切れが近づく中で懸念が高まりました。

こうした地政学的な逆風にもかかわらず、市場心理は全体としては前向きです。ウェルズ・ファーゴのオ・ソン・クォン氏は、株式は短期的にさらに上昇する可能性があると指摘しました。CNBCの「Closing Bell: Overtime」での発言で、S&P500は7月までに7,300ポイントに達する可能性があり、現在水準から約3%の上昇余地があるとの見通しを示し、経済の強さへの信頼を強調しました。

また、投資家は決算発表シーズンにも注目しています。ユナイテッドヘルス、ダナハー、GEエアロスペース、3M、ノースロップ・グラマン、ハリバートン、クエスト・ダイアグノスティクス、RTX、トラクター・サプライ、ジェニュイン・パーツなどの主要企業が、寄り付き前に決算を発表する予定です。さらに、3月の小売売上高も市場の方向性に影響を与える重要な指標となります。

政策面では、ケビン・ウォーシュ氏の承認公聴会に注目が集まっています。事前に用意された発言で、ウォーシュ氏は連邦準備制度の独立性維持の重要性を強調し、政治的・社会的な議題への関与に警鐘を鳴らしました。また、中央銀行は本来の使命に集中すべきだと述べました。

総じて、地政学的リスクが短期的なボラティリティをもたらしているものの、経済の安定性と企業業績への信頼が市場全体の見通しを下支えしています。