テスラ決算、水曜日に発表予定
テスラは2026年第1四半期の決算を、4月22日(水)の市場終了後に発表する予定です。市場コンセンサスでは、売上高は約219億ドル(前年同期比約13%増)、調整後EPSは0.36ドル(約33%増)が見込まれています。これは、2025年第1四半期の売上高193.4億ドル、EPS0.27ドルと比較したものです。ただし、2025年第4四半期のEPS0.50ドル、粗利益率20.1%(過去2年で最高)からは減少となる見込みです。
注目ポイントは、見出しの数字だけでなく、自動車部門の粗利益率(コンセンサス約16%)やロボタクシーの実現時期の信頼性、さらに最近ユーザー数が110万人(+38%)に増加したフルセルフドライビング(FSD)サブスクリプションの成長です。エネルギー事業も引き続き強みであり、2025年第4四半期の売上高は38.4億ドル(前年同期比+25%)、導入量は過去最高の14.2GWhに達しています。
自動車以外への多角化も、テスラの長期的なポジショニングを支えています。エネルギー貯蔵事業は拡大を続けており、自動運転やAI関連の取り組み(FSD、サイバーキャブ、オプティマスロボット)も、同社のテクノロジー企業としてのストーリーを強化しています。
一方で、2025年通期の売上高は約948億ドルと約3%減少し、車両納入台数も2年連続で減少しました。同時に、中国メーカーを中心としたEV市場での競争激化や、2026年に約200億ドルと見込まれる設備投資(CapEx)の増加が、キャッシュフローへの圧力を高めています。
また、需要動向にも疑問が生じています。2025年第4四半期に販売されたとされるサイバートラック7,071台のうち、約20%がイーロン・マスク関連企業(SpaceXなど)による購入とされています。これらを除くと、実質的な販売は大きく減少していた可能性があります。
オプション市場では、決算発表後の株価変動として約5%の変動が織り込まれています。
テクニカル分析
TSLAは依然としてボラティリティが高く、不規則な値動きを示しています。複数のギャップやダマシのブレイクアウト、広い日中レンジが特徴です。
主要なレジスタンスは485ドル付近で、11月にダブルトップを形成しました。その後、株価は333ドルまで下落し、この水準は2024年後半以降の重要なサポートとして機能しています。直近の終値は400.15ドルで、日中高値は408.98ドルでした。
年初から続いていた下降チャネルは一応ブレイクしていますが、ダマシが多いため確証はまだ弱い状況です。それでも、モメンタム指標は現在、改善の兆しを示しています。
上値のレジスタンスは419ドルと440ドルに位置しています。一方で、380ドルを下回ると弱気圧力が再び強まり、356ドル、さらに333ドルの再テストが視野に入ります。
オプション市場が示す約5%の想定変動幅を考慮すると、決算後の値動きは380ドルのサポートと420ドル付近のレジスタンスの間で展開される可能性があります。